NoTitle(そのうち考える)

ときたま感想をつらつらと

【ネタバレ感想】平成最後の夏はポケモン映画を観ような

公開初日に劇場版ポケットモンスター みんなの物語を観てきました。

結論を先に言うと、

凄い良かった……。

あの映画はみんな観るべきだと思います!!!!!!

記事名にもある通りこれからネタバレ全開で追っていくので、観てない人は今すぐ映画館へ……ポケモンを知らなくても問題ない世界観(新規キャラばっか)だし中途半端に知ってても問題ないしポケモンを知り尽くしていても楽しめる世界観でした。

観ながら思った感想をつらつら書きつつ追っていきますね。なにせみんなの物語っていうだけあって全部追わないと気がすまない。時間がない人、おおまかな感想を分かち合いたい人はスクロールして後半のほうを読んでみてください。全体的にこの記事を書いてる二日間脳死で書いてます。(途中時系列ごっちゃになってたのと、もう一回見たいなって思ってたのでもう一回みて補完しました)

 

 映画観る前の印象は「ポケモンのゲーム発売前に情報バンバン出してるのに映画は逆に情報少なすぎでしょ」「去年(キミにきめた)がアレだったからなあ……」でした。サトシの顔は別に重要じゃなかった。けどまあ変える理由も特になかったような

前者はキャラいっぱいいるのにサトシが祭りのある町に来たくらいしか情報が分からなかったのと、後者に関しては全体的には良かったのですが見過ごせない不満点があったので(マーシャドーの行動心理の不透明さ)、今年は少しだけ期待値が低かったのもあった。でも気になりすぎてなんやかんや初日すぐ観に行きました!(記事書くのに時間がかかったので公開日の次の日投稿になってますが)

観る前はこんなに新規キャラ多くて活かせるのか?と思ってたけど、杞憂に終わりました。むしろ皆好きになってしまった。半端ないな今年のポケモン……。

冒頭

ポケモン初心者と映画予告で紹介されてたJKリサの場面。

足を怪我した弟のリクの見舞いにきたらモンボを渡されて「イーブイを捕まえてきてほしい!」とお願いされる姉ちゃん。

弟に押されて仕方なく約束し、その後弟にサングラスを渡されてテンションがあがってた。ちょろい。

会話終わりに「ちゃんと走ってるの?」と心配されるリサ、なんとか誤摩化してたけどこいつ絶対走ってないし過去になんかあったんやろなぁ……ってなりました

一日目

レモネード売りをしていた子供3人にぶつかった幼女(ラルゴ)が通りかかったサトシが庇う演出。サトシイケメン。

そのあと子供三人のうち一人はサトシとピカチュウを観てそのままイライラをぶつけるようにゴマゾウに戦わせてたけど、ちょっと待って。

この子供怖すぎない?短気とかそういうレベルじゃないでしょ……いきなり戦わせられるゴマゾウくん……

と思っていたらピカチュウが上空からアイアンテールを空中にいたゴマゾウに決めて、ゴマゾウは下に居たトレーナーに叩き付けられてた。2回も。いやピカチュウもひでえな……

覚えてろよー!といって三人はどっか行っちゃって、ここで助けられたラルゴとサトシの邂逅。

  

カバネリとかいうアニメでみたようなトリトっていう研究員の場面。

ポケモンの技とか特性とか研究してるらしくて明日発表らしい。

同じ研究員仲間の髪型アフロのモブに「明日の発表してくれる誰か見つかったのか?」と言われ、しどろもどろに答えつつ(見つかっていない)やり過ごす。

みんなの研究成果とかが詰まってるんだぞみたいなニュアンスの言葉とか、俺達に頼ったっていいんだぞみたいな言葉をトリトに投げかけるが、気が弱く人付き合いな苦手なトリトは曖昧に答える。

 

場面は変わってほら吹きおじさんカガチと妹のミアとミアの娘のリリィの登場。

カガチおじさんは姪(リリィ)が大好き。姪も叔父さんのことが大好き。うん良いねこの関係。遠くから眺めたいです。

カガチが姪のリリィを肩車したり、リリィのためにターゲットゲーム(ボールの的当てゲーム)を中心にあててピッピにんぎょうを取ってプレゼントしてたり普通に尊かった。

しかしカガチおじさん、リリィに「強いポケモン持ってるんでしょ?」みたいに期待を寄せられたときについつい空のボールを見せつけて強いポケモンいるような演出をしてしまって「そういう見栄貼るときあるよな……」ってなぜか俺が複雑な心境に。

あのポケモン(ルギアのオブジェ)は何?と姪のリリィに聞かれたカガチおじさん、ちょっと話をもりつつ周りを巻き込み盛り上げルギアの偉大さを語りつつ話が終わる頃には周りから拍手されるまでに。いやカガチおじさん才能あるな……あとルギア一年に一回町に風送ってくれるとか優しいなこのポケモン……

ここをトリトが観てて後につながる。

なんとかやり過ごし、ポケモンのゲットレース大会があるときいた姪が「優勝してよー!」みたいに言ってて、さすがに無理でしょって思ってたら頼み事は断れないカガチおじさん、強いポケモントレーナーだしと見栄を貼ったのもあり快諾してしまう。カガチおじさん……;;

ここでリサがぶつかる。「強いポケモントレーナーなの!?」と聞かれて「まあな」みたいな答え方をしてしまったところで、リサは弟のリクにゲットするよう頼まれたイーブイの画像を見せて「このポケモンどこにいるか知ってる?全然見つからないんだけど、絶対レアだよ!」という。

ポケモンは詳しくないのか、カガチおじさんは知らないんだけどリサがレアと言ってたのでそれに合わせて「超レアポケモンだな」「えぇ〜っと……あっち(の山)にいるぞ」と適当なことを言ってしまいその場をやり過ごす。カガチおじさん…………;;

 

映画予告の紹介ではほら吹きとか言われてたけど、これ全部姪のリリィちゃんを喜ばせるためですよ。健気すぎるよおじさん……まあリサはそのための犠牲になったけど

 

場面は変わってヒスイおばあさん。

ヒスイおばあさんはこの契約書にサインして明日出しておくれよと研究所にやってきてトリトに言うんだけど、そこでヒスイおばあさんに開発してた薬がかかってしまう。

ポケモンが嫌いと言ってるのにヒスイおばあさんの後ろについてくるポケモン達。帰ってきたら家の中にまでポケモンがいる。ここらへんはジョウト組でしたね〜(まあカイリキーもいたけど)

ここら辺面白く書かれてて、映画館の隣の席にいた子供が笑ってました。わかる。

ワニノコが落としかけた箱を触るんじゃないよ!と怒るヒスイおばあさん。過去になにかあったんすね……

 

場面は変わってトリトとカガチ。

ポケモンを一体も持っていないのに大会に出ないといけないのでポケモンに詳しいやつを訪ねるために研究所にきたカガチ。

ポケモンに詳しいんだろ?」と助けてもらうようお願いをして、トリトは代わりに研究発表を喋ってもらうお願いをする。ってWin-Winじゃないですか。やったぜ。

 

翌日、町中にいるバッジのようなものがついたポケモンを捕まえる大会。

ポケモンを捕まえた回数とか、各ポケモンに点数が割り当てられてるっぽい。

ここからサトシとピカチュウの見せ所!

開幕ダッシュを決め「行くぜ相棒!」と息巻くサトシ。やっぱ改めて相棒って言ってるの聞くとすごくいいよね……(一応キミきめとは世界線一緒らしいのであの出会いあったのかと思いに耽れます)。

そして暴れるバンギラス。紐が絡まって首が絞まって苦しさで暴れてるところをサトシを見つけてピカチュウに言う。

 

ピカチュウ、あそこに誘導できるか?」「ピカピッカ!」

 

は?格好良すぎ

ピカチュウなんか「仕方ねえな」みたいな軽い苦笑い浮かべて返事しててめっちゃテンションあがってしまった……

ピカチュウは10万ボルトで誘導、サトシは階段をジャンプで飛び降り、ちょうどピカチュウがうまく誘導したおかげでバンギラスに飛び乗る。こいつらコンビネーション半端ねえよ……

動きを押さえてる最中に(動いて暴れまくってるけど)ピカチュウアイアンテールで首の紐を切ってもらいつつついでに地面に叩き付ける。ピカチュウTUEEEEEEEE

バンギラスの頭を撫でるサトシ。

ゲットを超えた友情の誕生だああああみたいな司会の台詞が入ってやっぱサトシってすげーわってなったね……

バンギラスが起き上がるために肩を貸すサトシ。バンギラスの体重は202.0kg。やっぱスーパーマサラ人だなあ

 

一方カガチおじさん、トリトに映像を観てもらいつつトリトのヒトデマンを借りつつ助けてもらってポケモンを大量にゲットしていく。

ここでゴルダックの足を踏んでしまい追いかけられてるウソッキーと出会う。木に擬態できてないシーンすき。

カガチとゴルダックに位置的に挟まれたウソッキーはボールを投げるカガチおじさんのモーションをみて目を瞑るが、ゲットされたのは後ろのゴルダックだった。

姪の前で嘘をつきまくってしまうカガチは自分に重ねて「あまりウソをつくなよ、癖になるぜ」みたいな言葉をかけてその場を去る。ヒューッ!

その後すぐトリトに擬態することはウソッキーの習性だからと突っ込み入れられてたけど、その言葉のおかげあってかウソッキーがカガチを気に入って後々カガチに付いてくる。

結果は優勝がカガチ、準優勝がサトシ。サトシはバンギラス助けたのもあって栄誉賞みたいなのを市長に貰ってたけど、やっぱり一位にはなれないのか……(XY&Zで優勝できなかったことを思い出しつつ)

まあカガチ一位にならなかったら姪のリリィが悲しむからこれでいいんですけどね!

ここでインタビューアーに「今後どんなポケモンをゲットしたいですか?」と聞かれて姪が見てるので適当なことをほら吹いてしまう。

「レアポケモンがこの町にいるらしいので捕まえてみたいですね」(しどろもどろ)

ざわつく人々。コレ絶対ゼラオラのことたまたま言い当てちゃったやつだろ俺には分かるぞ。

 

夜、ラルゴが市長(ラルゴの父親)と話す。

ラルゴ「ねえお父様、レアポケモンって……」

市長「ああ、あれはウソだろう」(軽く笑う)

ラルゴ「でもゼラオラの言い伝えが……」

市長「ゼラオラはもうこの町にはいない」

飲んでたグラスを強く置く市長。

いやなんなんだよ気になるじゃねえか……でもそんな強くものに当たっちゃダメだよ市長さん……

 

二日目

翌日、ホテルみたいなとこのエレベーターから死んだ顔で出てくるリサ。ゲットレース準優勝のサトシを見つけ歓喜して近づくもリサにビビって二人に電撃を浴びせてしまうピカチュウわりとアニポケでよく見るシーンだけどなんでだよ

リサは前日ゲットレース後、カガチに騙されて山奥へ行ってしまい、警官に見つかり「レアポケモン?普通のイーブイじゃないか」といわれ、ぼろぼろになりながら帰還していたのだが結構距離あったぽくてちょっとかわいそうでしたね……

サトシとピカチュウはリサと一緒にイーブイを捕まえるよう手伝う。

リサはポケモンを持っていないのでピカチュウを貸してもらってたんだけど、

イーブイとの戦闘シーンが

サトシ「リサ、でんこうせっかだ!」

リサ「でんこうせっか!」

サトシ「リサ、10まんボルトだ!」

リサ「10まんボルト!」

みたいな感じになってていやなんかもうちょいあったでしょって思ったけどまあ一瞬なのでそこはおいときますね。

イーブイを捕まえてボールから出したけど「ぶいっ」ってそっぽを向かれてるのを見て笑うサトシとピカチュウ。「すぐ仲良くなれるさ!」言葉の重みが強すぎる。

 

そのあとベンチでピカチュウイーブイが戯れてるのを眺めるサトシとリサ。

リサは「陸上をやってたからポケモンは初心者なの」「(陸上競技の)地方チャンピオンなんだから!」「怪我をしてやめちゃったの。今は走れるはずなんだけどね」という。

 

なるほどな……

ヒスイは過去に何があったかはまだわからないけれどポケモン嫌いで、トリトは人付き合いが下手、カガチは姪のために嘘をついてしまう、リサは走れるはずなのに怪我が怖くて走れない、そして多分市長も……と一人一人悩みを抱えていて一歩を踏み出せない状態なんだなあと思いました。みんなの物語ってそういうことか……!

 

そしてどこかへ行くジュンサーさんを見つけ行ってみようとなるサトシとリサ。

広場に集まると石などが線路に詰まっている上、洗剤が町中に散らばったり電気系統などが怪しい模様。

復旧を目指している市長がいるところにサトシとリサ、カガチおじさんとカガチおじさんの妹のミアとリリィがたまたま顔を合わせる。

市長と顔を既に会わせているサトシは俺達も手伝います!と言ってみんなで協力しようとしているところにリサがカガチおじさんを見つけて詰め寄るが、姪の前だから俺をたててくれ!と口止め。まあそうだよな……

カガチおじさんはこのあと研究発表で喋らないといけないけど「研究発表だから」と言って抜け出そうとしたらリサに嘘でしょといわれ(理由を話す訳にもいかないし)、結局つきあうことに。オオカミ少年と化したおじさん。因果応報って言葉はなんか違う気がするけどとにかくトリトがカワイソス……

 

 

 

場面は代わり、トリト。

SDカードが2枚ありましたね。なんだろう

ヒスイおばあさんがトリトのもとへもう一度訪れて「この(付いてくる)ポケモンたちはなんだい」と文句をつけます。

最初きたときに作ってたあまいかおりの薬がかかっちゃったんですねぇ

説明するも今すぐもとに戻せというヒスイおばあさん。

ところで同じSDカードが2枚ある描写、絶対あとで間違えるだろこれってみんな思ったよね。

結局来ないカガチおじさん。仕方ないのでトリトが「発表が終わってから……」と言って発表に向かうけど、アガっちゃって全然喋れない。後方から応援するヒスイおばあさん。この人ポケモン嫌いって言ってるだけで絶対いい人だよね

ここでなんとか抜け出したカガチおじさんが駆けつけるも発表は既に始まっているし、

アガっちゃってるトリトは映像映像!と研究仲間のモブアフロに言われて映像見せるけど挿したSDカードがカガチおじさんに遠隔指示出してるときの映像が入ってる奴だった。なんでそんな映像残してるねん!!!

後ろから追いかけていたサトシ達、特に姪のリリィに見られてしまいどうしようもなくなるカガチおじさん。ついでに最強のポケモンなんか入っていない空のモンボも落とす。「嘘をついてたの……?」「おじさんなんか大嫌い!」と逃げてしまい、しかも身体が弱いので倒れるリリィ、絶望するカガチおじさん。つらい。つらいなあ……。ここら辺つらすぎて、俺片目だけ視力異様に低いんですけど、見える方の目を閉じて見えない方の目でうっすら見てました。

それと同時にヒスイおばあさんが居る研究室にロケット団が忍び込んでいて、何かを盗んでたところ、ヒスイおばあさんに見つかったところを煙逃げ。(怪盗キッドがよくやるやつ)

ついでに煙の被害を食らう発表会場のドーム。

サトシはロケット団を追いかける。

逃げる人々達がわっとでてきて人々に飲み込まれたイーブイが足に怪我を追ってしまう。トリト発表消えて助かったと思ったらイーブイががが……

見つけたトリトが手持ちのラッキーにいやしのはどうを指示して応急処置。

トリトとカガチがお互い謝っててまたつらい。

そしてカガチは離脱。身体が弱いのもあり姪をつれて先に家に帰るらしい。うわあああああああああああつらいんじゃああああああああああ

 

ポケモンセンターイーブイを治療したけどまだ足に包帯を巻いてる状態。

戻ってきたサトシ。

ロケット団は捕まえられずイーブイは怪我をしカガチおじさんは姪に嫌われトリトは研究発表台無し。あぁ……

ヒスイおばさんが今日はもう休もうと言って解散。GJ

 

夜になりリリィが寝ているところでメアと話すカガチおじさん。

「俺には会わせる顔がない」とどこかへ行ってしまう。

メア「バカな人……」

ほんとだよ!!!

そんで付いてくるウソッキーに「もうついてくるな!」「俺のポケモンでもないし」「俺はもう嘘をつくのはやめた」と言ってどっか行っちゃうの切ないよ……

そしてベンチの横のゴミ箱に空のモンスターボールを投げ入れるカガチおじさん。

切ない……

 

場面転換でリサとイーブイの部屋に。

「あのとき走れたら(イーブイを)助けられてたのかな……」

あぁ〜……恐怖で走れないんだった……いやお前は悪くない……

 

三日目

 

 

朝、リサがサトシの部屋のドアをノックし「なんか外が騒がしいんだけど」という。

外に出てみたサトシとリサは風が弱まっている風車を見つけ、人々が聖火が無くなったと言っているのを聞く。聖火がないからルギアがどこに風を送れば良いか分からないらしい。

市長と再会し聖火台へ向かった一行、ピカチュウイーブイが聖火台のまわりにある匂いを嗅ぎ付けダッシュ

 

場面は変わって、昨日の発表が台無しになってなおかつロケット団がまいた煙の後始末(清掃)をする研究員達。

トリトのいない研究室で研究仲間がトリトのことを「そもそもあいつと共同発表しなければ!」などとボロクソに言ってるけど、ここ普通につらい。しかもトリト聞いてんの。つらい(つらい)。

アフロのモブが「その辺にしておけよ」「この中でトリトよりポケモンについて詳しいやつがいるか?」みたいなことを語りだす。黙る他モブ研究員。このモブ凄い良い奴やん……名前教えて……

しかし研究仲間がボロクソに言ってるときに気を悪くしたトリトが外に出てしまいこのモブアフロの言葉を聞いていない。そして外の木の陰で泣くトリトの映像と、モブアフロのトリトをほめてる音声が同時に流れる。この言葉トリト聞いてないのかよつらい……

 

トリトとラッキーの元へたどり着くピカチュウ。トリトのドーブルのインクの匂いがするということでここにたどり着く。

トリトはドーブルのインクで研究していたので、落とした誰かが犯人ということに。ブラックライトで足跡を見つけ探し出す。

 

場面は変わり山でポケモンをハントしている二人が山で乱獲。

山でゼラオラとラルゴ。ラルゴはゼラオラポケモンハンター?から隠すも、ヒメグマメタモンが代わりにばれてしまい、襲われそうになったところに立ちふさがるゼラオラ。まあそうなるよな……

ポケモンハンターの二人が出すマニューラヘルガーに奮闘するゼラオラだけど手負いなのもあり瀕死に。

ロケット団がよく使ってそうなネットを射出して捕まえようとするも、ぎりぎりのところでピカチュウアイアンテールがネットを切り裂く。ピカ様イケメンすぎ……このシーン進撃の巨人のアニメのリヴァイ兵士長が出てくるシーン並みのかっこよさあるよ……

なんとか市長とサトシたちが駆け付け、ポケモンハンターは逃げるものの瀕死のゼラオラとラルゴ。

サトシたちが駆けつけたということはつまり犯人はラルゴということで、初日にロケット団が盗みに入った段階で同時に侵入していたラルゴがドーブルのインクの試薬を落としたということに。聖火を見つけるトリト。ところで初日に研究室にラルゴが入っていたのはなんでだろう?洗剤探し?まあともかく、

 

ラルゴはゼラオラを守りたかったの!中止になればいいんじゃないかって思って……という。

あ~……カガチおじさんの嘘が現実になってしまった……元凶はカガチおじさんかもしれないけど俺はカガチおじさんのことを悪く言いたくねぇ……!たまたま当てちゃっただけなんだ……!

 

ここで市長が「ラルゴ、お前に話さなければいけないことがある」お?

五十年前に人間のせいで山火事があって(原因は言われていない)、ゼラオラはそのポケモンたちを助けるも(ゼラオラ結構高齢?)、その後ゼラオラのことを知ったトレーナーたちが山へ入りゼラオラの生活を壊したので深く恨むようになった……(要約)

町全体で嘘をつくことに決めたと話す市長。それが50年前の山火事で死んだゼラオラが山へ入った人に災いが降り掛かると噂を巻き山の立ち入りを禁止にしたという、ゼラオラの呪いの真相だった。じゃあ今のフウラシティの大人達は知ってるけど黙ってて、知らないのが今の子供(ゼラオラの呪いを教えてくれた子供3人とか)、観光客って感じかな?

 

そして話し終わったタイミングでロケット団が結局回収できず山で落とした怪しい薬が割れて大惨事。

毒の煙が町を襲う。

慌てるトリト、研究途中だった「胞子の薬剤」らしい。

なんでそんなものをと聞くリサに対して、「成分が人間の病気に効くとわかったんだ」「まだ研究途中だった」みたいに言っててそうか……ってなったけどトリトさん、盗まれたとき警察に届け出だしたみたいに言ってたけど軽いリアクションだったよね!?

俺は見てるときこの状況どうすんだよ……って完全に絶望してたんですけど、ここでサトシが言い出すんですよね。

ポケモンパワー」

俺は聞いた瞬間ワードの単調さに一瞬バカにしたけど、すぐサトシが「一人じゃできないことも、ポケモンとならできる!」って言っててサトシ……お前やるな……(今年のキャッチコピーになってるだけある)

観てる最中はバカにしても観終わった後はこのワードバカにはできないと思う。侮れぬよポケモンパワー……

リサもみんなもプッと笑いやる気が戻る。

 

さてこの描写、みんなの物語っていうだけあって、サトシとピカチュウがすべて解決するわけではないんだけど確実にみんなの心を動かすきっかけにはなってるんですよね。サトシは一主人公だけどサトシだけが主人公じゃなくてタイトル通りみんなが主人公みたいな……表現しづらいけどそういうヒューマンドラマを感じました。

改めて振り返るとこの映画の何が良いってココなんですよね。こういう大変な問題を伝説のポケモン一匹に「頼む!!」ってお願いして解決して貰うわけでもなく、サトシが超絶理論で一人だけ突っ走して解決するわけでもなく……、絶対的主人公という名を貰いながらも他のみんなも完全に主人公だった。この映画作った人は魅せ方が上手すぎる。

映画全体でポケモンを人間と同等の扱いをしてたところにも心を揺さぶられました。

ここで一歩を踏み出す登場人物たち。

 

「トリト、どうすればいい?」

トリトは対抗できる薬剤を研究所に戻って作成すればいけるらしい。「でもそれじゃ街全体に巻けない……」

ここで市長が「いや、ヒスイさんならできる」なんか知ってるんですか市長

ヒスイおばあさんは数歩歩き、遠くの山の旧発電所風車を指差す。

「あれは私が作ったんだ」え!?あの風車若い時に作ったんですか?やば……

 力仕事が要るから、ということでヒスイおばあさんの周りにいたポケモンたちに協力を仰ぐ。

トリトは研究所へ戻るため離脱。

サトシたちはポケモンの避難(といいキズぐすりで治療)で、ヒスイおばあさんとポケモンたちは旧発電所へ、市長は対策本部へ。

 

さて行動だ!という段階でゼラオラが悪夢(生活を奪った人間と生活を奪った炎のコンビネーションの夢)を見て起きてサトシたちにキレる。と思ってたら変電所が毒の煙のせいでショートし爆発。山火事。

いやいやいや、

さっきから思ってたんだけどこの映画不運重なりすぎじゃないか!?

ゼラオラはサトシたちに攻撃することもなく山火事で危ないポケモンを助けに行ってた。

どうせ人間に攻撃するんやろ?と思ってた俺が悪かったです。すいません。そりゃポケモン優先だよね、静かに暮らしたかっただけなんだよなゼラオラ、分かるよ……。

 サトシとピカチュウはラルゴと一緒に被害に遭うポケモン達を助けにいく。

 

場面は変わってカガチおじさん。

妹のメアから電話がきて「ロープウェイが止まっているの」「おじさん!」とリリィの声が聞こえた段階でロープウェイを胞子の薬剤の煙が襲って電話が切れる。

絶望しているところに現れるウソッキー

「ウソ!」「俺に何ができるんだよ!」

ウソッキーが泣いてぽこぽこ叩いてカガチに訴える。マジでもう……

ウソッキーはカガチがゴミ箱に捨てたモンスターボールを拾ってきてた。「俺のポケモンでもないのに」と言ってたからモンボ拾ってきたんだね……あぁ泣く……

認めたカガチおじさんは泣きながら承諾。モンスターボールに入るウソッキー。バトルしないゲットシーンって結構アニポケであるけどここ屈指の名シーンでしょ。

改めてウソッキーモンスターボールから出して、

「嘘をつきまくってやるぜ」「それで大切なものが守れるならな!」と立ち直るカガチおじさん。そういうとこがカッコいいんだよお前お前お前……

俺はというと号泣して横に小学生いるのに涙ぼろぼろでした。ヤバイ。

ウソッキーをカガチが抱きしめてるところに胞子の薬剤の煙が近づいてくる。ここのギャグ演出すこ。

 

市長の視点に移る。

ラジオ放送みたいなので市民に対策チーム発足した旨の話を呼びかける。

「この胞子が終わったら山火事の消化に協力してください!」

「この町はずっと嘘をついてきました」……ここでラジオを聞いていたポケモンたち立ち上がる演出アツい。

 

そしてリサはというと、サトシに聖火を聖火台に戻すよう頼まれる。

できないというリサに対し、サトシは「リサがあの聖火台まで一番速く走れるんだ」「リサならできる!」

ちょっと強引にその場を去りつつ残されるリサ。

走るという恐怖に勝てないリサに反応してイーブイが聖火を咥えてリサの前に出す。

なんで(足を怪我してるのに)そこまで頑張れるの……?と泣くリサ。

サトシにイーブイを捕まえるのを手伝ってもらったときの台詞がフラッシュバック。

「一人じゃできないことも、ポケモンがいればできる気がするんだ!」

リサ一人じゃできない聖火台までの走りも、イーブイとなら!ということで靴を脱いで裸足になる。

肩に乗るイーブイにしっかり捕まってて!と言い、クラウチングスタートを決めるリサ。短距離?長距離……?

 

また場面は変わって少し時間は戻り研究所に着いたトリト。

「ここも避難指示が出ているんだ」というモブアフロに対して、対策があると言い出さないといけないトリト。でも言い出せない。

そんなところにトリトのラッキーが背中を押す。(そのままの意味で)

ポケモンパワーポケモンパワーポケモンパワー……」と自分に言い聞かせ研究仲間達にようやく意を決して伝える。ポケモンパワーぱねぇ。

「いいから聞いて!」「方法があるんだ!」と言い出すトリトに対してモブアフロ。

「お前はいつもそうだ」お?説教か?

「いつもポケモンのことを第一に考えてる」うわこのモブアフロ良い奴すぎる……名前教えて……

なんやかんや、やってやろうじゃないかという他の研究仲間達。陰でぐちぐち言ってたけどお互いコミュニケーションとれなかっただけか……。でもこういう人たちが協力してくれる展開アツいっ……!

 

場は変わって市長の対策室に来たカガチおじさん。トリト待ちのヒスイおばさんと合流。

何かやることはないか!?と言い出すカガチおじさん。これ旧発電所まで向かうやつか!!!!

そして旧発電所への道のりが火事で通れなくなってるとき、消化して通ろうというカガチに対してトラウマが蘇るヒスイおばあさん。

50年前の山火事の回想。

ヒスイのブルーが燃える旧発電所の鍵を取り出しにいこうとしてヒスイは止めるも、ブルーは鍵を取り出してヒスイに投げ渡す。そして火の海に囲まれて死ぬブルー。いやエグすぎでしょ……。

回想は戻ってカガチおじさん、「あんたに何があったかは知らねえが今は俺達がいる!」

カガチとウソッキーポケモンたち(へラクロスカイリキーバルキートゲピーワニノコetc)、そこでブルーの亡霊(幻?)を見て決心するカガチおばあさん。ブルー出てくるの唐突だけどここまでのカガチおじさんとウソッキーとかリサとイーブイとかトリトとラッキーの流れがあるので普通に泣く。ポケモン嫌いとは言ってるけどそんなことはなくて失いたくないから出会いを無くしてたんだよね。あぁぁぁぁ……

トゲピーのゆびをふるで出てきたハイドロポンプみたいなのが決定打となってなんとかその道を消化して通れるようになる。これがポケモンパワーだ!!(トゲピーじゃなくてみんなで協力したことについて言ってます!!)

 

場は戻って少し時系列が前のトリト。

ロケット団は研究所のポケモンパビリオンに煙が迫るぎりぎりで入って助かる。

そのあと変電所が爆発した影響で停電。せっかく作ってた対策用の薬剤が消えてしまう。そんなぁ……

トリトは「世界の誰よりも考えるんだ!」みたいなことを言って考え、さっき入ってきたロケット団の持っている大量のラムのみを見つける。

「これ全部使わせて頂けませんか!?」

ロケット団、今回めちゃくちゃやらかしてるけどロケット団が知らぬ間に尻拭いをするとは……!序盤でラムのみジュース売ってたの伏線だ……

電気はなくても頑張って調合して胞子の薬剤の対抗verを完成させる。

 

場面は変わってヒスイおばあさんのところへ。

最初にワニノコから守った箱からブルーがずっと護ってくれた鍵を取り出して差し込む。

ここの上昇する台座とヒスイの旧発電所に向かって「良い子だ」っていう台詞すき。

 

市長の使いの車で戻ってヒスイおばあさんたちと合流するトリト。

トリト「これはみんなで作った一つしか無い大事な薬剤なんです」

カガチ「分かってるよ」ここすき

 

風車にトリトの作ったラムのみ装置をぶつけるとき、空から落ちてくる邪魔な塵とか岩みたいなのをウソッキーストーンエッジに壊してもらいつつカガチおじさんが完璧なエイム力で回転する風車の羽に当ててたの最高だった。

投げるとき「ウソッキー!」しか言ってないのに察して

「信じてるぜ相棒!」と言ってから投げるシーンやばすぎる。ここすき

サトシとピカチュウのような信頼関係がもうあるんだ……いいね……。

序盤の的当てゲームもゴルダックに完璧にボール当てたのもゴミ箱にうまくモンボ入れてたのもこのための伏線だったのかよ!!!!!

なんとか毒を除去して喜ぶ一同。でも山火事は終わっていないというヒスイおばあさん。

 

ゼラオラと合流するサトシとピカチュウ

怒るゼラオラ、電撃のようなものを食らうサトシ、ピカチュウを制止しつつ「お前も分かってるんだろ?人間がみんな悪い奴じゃないって!」

それでも攻撃してくるゼラオラに「分からず屋!」と返してピカチュウと一緒に戦う。

それでも言葉を投げかけるサトシにまた怒って割と気合の入った攻撃をするも逸れてポケモンたちの方へ。

咄嗟にサトシが飛び出したおかげでポケモンたちは助かるもサトシが倒れ込む。ここミュウツーの逆襲思い出したよね。

サトシ……?って思ってたら近くに居いたメリープに舐められて起きるサトシ。痛むような仕草も見せずに起き上がるの強すぎる。スーパーマサラ人……

ここでポケモンを守ったサトシを認めて手を差し出すゼラオラ。圧倒的和解。

消化に励むも、火が治まらない!というラルゴ。ちょうど市長が呼びかけた人々と市長が現れる。

まだサトシ以外の人々には警戒心があるので警戒するゼラオラ

ラルゴが弁解してあげたのでなんとかなった。やったぜ。

市長が呼び掛けたおかげもあって消火活動に励む人々。バケツリレーのところ、ポケモンを対等に見てる感じがしてすき。

スプリンクラーを電気ポケモンたちの力を借りて消化するサトシとトリト。順調ですやんか。

しかしここで倒れる鉄塔?の一部。ラルゴが下敷きになりそうなところでゼラオラが空中で支える。強い。でもついでに横の窓から火が噴いてゼラオラに襲いかかる。かわいそう……

元々手負いな上瀕死にされたのもあってなかなか厳しいけれど応援するラルゴ、それに乗っかる人々の声援。

市長が来る前にゼラオラに投げかけたラルゴの言葉がフラッシュバックするんですよね。

「人間はポケモンに支えられてると思ってるけど、逆にポケモンもそう思ってくれたらいいなって」(意訳、具体的な言葉を忘れてしまいつらい)

みんなの声援もありなんとか鉄塔?の一部をもとに戻したゼラオラ。かっこいいんじゃあ〜

この段階で弟のリクの指示もあり森を抜けてリサが聖火台がある場所にたどり着く。

聖火を入れるところで力が足りないのを肩に乗ってたイーブイが一緒に押してくれるところ大好きです……一人じゃできないこともポケモンとなら、っていうポケモンパワー演出また入ってくるとかすげえよ……。

ルギアが目の前に現れる。そんなすぐ目の前に現れるって町の場所わかってたんじゃないのか?

見る前ルギア爆誕リメイクかな?とか思ってたのはなんだったのか。全然新規じゃないですか!!ルギアに雨を降らしてもらい、最終的に解決。

市長「またゼラオラとルギアに助けられてしまいましたね」

ヒスイ「いや、今回はみんなのおかげさ」

それな!!!!!!

最終的にいつものナレーション(縮めて、ポケモンのアレ)が最後に持ってくるのもアツい演出ですねぇ~~いい感じに余韻に浸らせてくれました……圧倒的感謝

EDも主題歌のポルノグラフィティが歌ったブレス、これがまたよくてサビが「ありのまま キミのままでいい」って言ってるんですよね……これもうカガチおじさんが言ってたことと一緒じゃないですか……今回の映画とマッチしてて最高……!!ところでスタッフロールで映画館抜ける人ほんと許せない

 

最終的な感想

長く書きすぎた。まとめますね

個人的にはカガチおじさんに泣く映画でした。カガチおじさんとウソッキーのコンビがアツすぎる。最初は脚色しまくってたおじさんも、ウソッキーとの出会いで姪のために頑張れるし、ウソッキーもカガチおじさんとの出会いで頑張れるんです。こういうお互いがお互いに影響し合ってる関係尊すぎてヤバいんだ……。

しかもその後ラッシュでリサとイーブイ、トリトとラッキー、ヒスイとブルー&ジョウトポケ達で涙腺を壊しにかかってる。

キミきめはバタフリーのとこでウルウルしたけど今回はぼろぼろ泣いた。やばかった。

にしても伏線いっぱいありましたね!イーブイが足を怪我するのってリサが走るためだったんだね……。

うんよかった。(語彙力0)

 

あと言及したいのがポケモン」そのものの扱い。

ポケモンは個人的にペットみたいな感覚だったんですけど、あの世界はそんなことなくて……

時には良い隣人だし時には友達だし時には相棒だしパートナーだし……ほとんど人間と変わらないような存在みたいな扱いを感じました。人間の言葉を話せなくても意思疎通してるトレーナーとポケモンたち、最高ですねやっぱり……

ポケモンが好きで良かったと思える作品だったと思うし、やっぱりみんなの物語ってタイトル付けるだけあるし、人々とポケモンにあそこまで焦点当てまくったの凄い。批判も多少あるかもしれないけど俺はこの映画大好きです。

最後のリクもちょっと驚きでしたねぇ

 

来年の次回予告をみて

完璧に余韻に浸ってたところに次回映画予告。ミュウツーEVOLUTION……は?

余韻が一瞬吹き飛んだレベルの衝撃でした。危ない危ない。周りもざわついてたし俺もつい声がでてしまったぜ……

来年はハードル高そうだけどそんなに上げて大丈夫?って思いますが、それは来年の映画が公開されればわかることだし今回はそっとしておこう。

 

 ということで終わります!想いが強すぎて一万三千字越えになってしまいました。(なのに雑な文章)

今年の映画は人間中心に見せかけてポケモンを人間と同等の扱いをすることでみんなの物語って感じでした。うん、2回目も観に行ったけど良かったなあ……

最初は普通に映画見る感覚だったので3DS持っていくの忘れてました。ポケモン映画じゃなくて普通の映画として見ても面白いと思える作品でした。